2023年10月27日 09:52

イメージワンは、京都大学発のスタートアップベンチャーDeepForest Technologies社が開発した、ドローンデータから森林情報を解析するソフトウェア「DF Scanner」および「DF LAT」の販売を開始した。

「DF Scanner」はドローンで撮影した写真などから森林情報を解析するソフトウェア。ドローンで撮影した画像を利用する場合、同社が既に取り扱っているPix4D社製処理ソフトウェア等を用い、森林解析に必要なデータを生成し、「DF Scanner」の特徴であるAIを活用した解析機能により、スギ・ヒノキだけでなく、モミやアカマツなどの針葉樹やコナラ・ブナなどの一部広葉樹など計60種ほどの識別を行い、各樹木の検出、樹種識別、樹高、DBH(樹木の胸高直径)、幹材積推定を各樹木単位で一元的に解析をすることで、日々の維持管理作業の効率化、デジタル化が期待できる。

「DF LAT」はレーザードローンで取得した三次元点群データから詳細な地形図や樹冠高データなど、森林解析用のデータ生成を行うソフトウェア。市販のレーザー搭載ドローンのデータから、樹木の下の地面部分の検出、概ね5cm解像度の数値地形データならびに数値標高データの作成などが可能となり、林内の作業道や微地形などを確認することができる。

「DF LAT」で作成した各種データを元に「DF Scanner」で追加解析することで、より正確な樹高や材積量の把握が可能となる。さらに計測要件を満たすことにより、Jクレジット創出にも利用可能となる。

イメージワン