2025年09月02日 09:40

日本オーチス・エレベータは、日本オーチス ロジスティックス&エンジニアリングセンター(千葉県山武郡芝山町、NOLEC)の敷地内に、「コンストラクション・トレーニング・センター」を開設した。
日本オーチスはエレベーターおよびエスカレーターの新設・据付・保守・改修を一貫して扱う世界的リーディングカンパニー、オーチス・ワールドワイド・コーポレーションの日本法人。
「コンストラクション・トレーニング・センター」は、既存の「テクニカル・トレーニング・センター」に併設された。2020年以降、日本オーチスは工事部員の増員に取り組み、その結果、工事部員が約50%増加したため、さらなる研修施設の拡充が必要となった。そして、この新たな施設を社員の技術力の向上と施工の協力会社(フィールドパートナー)への教育支援の拡充を目的に建設した。
建屋内には5本のエレベーターの昇降路を設置。5本の昇降路の内、3本の昇降路の上部には機械室を備えており、巻き上げ機の設置工事のトレーニングを実施することが可能。また、溶接技術の向上に向けた実習室を完備。eViewエレベーター映像表示システムや、エレベーターとロボットとの連携、IoTベースのリモートメンテナンス・ソリューションであるOtis ONEサービスといった最新のデジタル技術などを学べる講義室も完備する。屋上にはソーラーパネルを設置し、そこから得た電力をNOLEC内で利用することで、温室効果ガスの排出量削減に貢献している。