2023年10月20日 09:01

箱根小涌園「元湯森の湯」では、「JAかながわ西湘」の協力のもと、SDGsな変わり風呂「みかんの湯」を11月1日より開催する。

「冬はこたつでみかん!」と言うように寒い季節の定番果実である「みかん」。そこで冷え込みが強くなる11月は箱根小涌園の地元「JAかながわ西湘」提供のみかんを使用したSDGsな変わり風呂を用意する。今回使用するみかんは、「加工用」と呼ばれる小さなキズ・ワレ・色ムラ等で一般流通が難しいもの。SDGsの観点から食品ロスを少しでも減らし、市場に出回らないものを最後まで有効活用するとともに、地元の特産品を広く知ってもらうために企画した。

日本には古くから「季節湯」という、薬草や旬の植物を湯船に入れて楽しむ入浴文化があり、みかんの湯に入ると、「身体がよく温まり、風邪を引かない」と言われている。その秘密は果皮に含まれる、リモネンと呼ばれる精油成分。リモネンには「血行促進」作用があるとされ、「冷え性」への効果や、柑橘系特有の爽やかな香りによる「リラックス効果」、さらには実と果皮に豊富に含まれるクエン酸やビタミンCによる「美肌効果」も期待できる。

みかんの甘く爽やかな香りに包まれながら地元の恵みを身近に感じ、元湯森の湯で身体の芯から温まる癒しのひとときを楽しめる。

SDGsな変わり風呂「みかんの湯」は、11月1日~30日、元湯森の湯陶器風呂にて11時~20時開催(最終入館19時半)。入場料は大人(中学生以上)1500円、こども(3歳~小学生)1000円(税込)。