2023年09月25日 09:02

SAKEXが運営する「日本酒を変革し世界に届けるコミュニティ「Japan Sake Community(JSC)」」が日本酒とともに、購入した記録となるデジタルラベルNFTを8月19日より販売を開始した。毎週1蔵ずつ、初心者から日本酒通まで「美味い!」と唸る日本酒を提供していく。
日本酒の消費量は、ピークの1973年のころと比べると大きく落ち込み伸び悩んでいる一方、各酒蔵は新しい顧客層を取り込もうとラベルをポップにしたり、若い女性が飲みやすい日本酒の開発をしたり「推し酒」ができるような銘柄も販売され始めている。しかし、実際に自分がどの銘柄をどのくらい購入したのかを確認するには、あくまでプラットフォームに依存し、SNSなどで発信活動をしないと日本酒愛を伝える手段がなかった。
「推し酒コレクション」では、お酒と共にデジタルラベルをNFTとして購入者に送ることで、「デジタルラベルをコレクションすることができる」。どの銘柄を、いつ購入したのかをブロックチェーンに刻み、日本酒愛の歴史を刻むことができる。
また、「持続可能性のある仕組みづくり」も可能。日本の酒蔵は1167軒(令和3年度)あるが、そのうち52%のは赤字経営で、酒蔵の数は年々減少していっている。日本酒は長年の慣習によって薄利に成らざるをえないのが現状だ。その現状に一石を投じる世界初の方法として「NFTラベル」を付属させ、販売単価を上げることで持続可能な収益モデルを提供する。