2023年09月14日 12:00

西日本鉄道は、九州大学との共同研究の一環として、「病院のためのバス停」をコンセプトとした新デザインのバス停「リーフ」を導入し、9月13日より「中央病院前(大橋駅方面)」バス停(福岡市南区)にて供用を開始する。

両者は、2017年度より「バス停デザインプロジェクト」に取り組んでいる。九州大学大学院芸術工学研究院が有する豊富なサインデザインの知見を活用し、誰でも使いやすいバス停や路線図、バス案内情報を研究しており、これまでに主要バス停のナンバリング化や天神地区のりば案内バナー設置などの実装を通じて、ユーザーエクスペリエンス(UX)向上を図ってきた。

今回開発した「リーフ」のネーミングは、やさしさを感じさせる柔らかな造形から着想した。形状以外にも、視認性に優れた色彩や異なる座面高さを備えたベンチなど、多様な工夫を凝らした設計とすることで、病院利用者のアクセシビリティ向上を図る。特徴は、「ベンチや上屋を一体化したつながりのある柔らかな造形」「視認性に優れた色彩」「多様な利用者を想定し異なる座面高さを持つベンチ」「雨を避けられる屋根」「柱両面への時刻表掲出」。これまでの共同研究で培った知見を活かしながら、今後も利用者にとって便利で快適な「にしてつバス」の実現を目指していく。

供用開始日は9月13日。設置場所は、中央病院前(大橋駅方面)バス停 ※公立学校共済組合 九州中央病院の西側(福岡市南区塩原3丁目23-1)。

西日本鉄道