2023年09月05日 15:54

「天夢人」は、9月5日に、鉄道まるわかり004「東武鉄道のすべて 改訂版」を刊行した。本書は、大手私鉄など、鉄道に関するワンテーマを1冊まるまる取り上げる「鉄道まるわかり」シリーズの第4弾。2019年3月に発行された「東武鉄道のすべて」から4年。注目の新型特急「スペーシア X」や東京メトロ日比谷線と直通する座席指定制列車「THライナー」、3機体制になった「SL大樹」など、その後の変化を盛り込んでいる。

東武鉄道を構成するのは、浅草を起点に群馬県両毛地域を結ぶ東武スカイツリーライン・伊勢崎線系統、東武動物公園で分岐して世界文化遺産のある国際的観光地・日光を結ぶ日光線系統。さらに、池袋を起点に川越や寄居を結ぶ東上線系統、大宮と船橋を結ぶ東武アーバンパークライン(野田線)となり、路線網は関東の私鉄で最長距離を誇る。

本書は、近年、再注力している日光・鬼怒川温泉観光、高架化や複線化の進展、新駅・みなみ寄居駅の開業などの最新の動向を紹介。さらに、各路線の解説や会社の歴史、車両解説まで、企業、路線、駅、車両、歴史、魅力の6項目から解説する。

車両については、N100系「スペーシア X」や50000系列、8000系列などの現役車両から1720系DRCや吊掛車、機関車などの懐かしの名車まで紹介。東上線の成り立ち、高度経済成長期の興隆など、創立から130年に迫る歴史を凝縮している。定価2200円(税込)。