2023年08月25日 12:10

「東京デザイナー学院」では、9月5日~10日までの6日間、グラフィックデザイン学科と大川硝子工業所との産学協同の展示販売を行う。
SDGsの目標達成に向けてCO2削減が求められている昨今、ガラスびんは水平リサイクルが可能な容器として大きな注目を浴びている。最近ではラベルレスボトルの登場などにより、リターナブルびんが多くの場面で評価され、ペットボトルからの移行が進行。こうした社会的な背景を受け、同校の学生たちによって商品化された20作を超えるユニークなびんの展示会を開催する。
同学院グラフィックデザイン学科と大川硝子との産学協同のこの授業は、今年で6年目。これまで大川硝子の協力のもと、ガラスびんの原材料や製造工程などの基礎知識からスタート。環境問題、特に海洋汚染とポリ袋やペットボトルの関連性、CO2削減問題などに焦点を当て、ガラスびんの3R原則(リデュース、リユース、リサイクル)について学んできた。便利なびんやユニークなびん、これまでにない使い方のびんなど、学生ならではのアイデアで新商品のデザインを提案し、商品化が実現。さらに、新商品発売に伴う販促ツールや宣材動画なども学生が制作している。
商品化されたガラスびんは、現在も大川硝子のECサイトを含む各種イベントやポップアップストアで販売されている。展示会では、学生たちが提案したガラスびんのデザインや商品アイデアを目にすることが出来るほか、希望の商品を購入することも可能。