小林製薬は、カイロや温熱製品等の「桐灰」ブランドから、レイノー現象やつらい冷えなどの血行不良を改善する医療機器「桐灰 ヒエナース 手の温熱ホルダー」を9月7日よりECサイト限定で新発売する。

レイノー現象は血行不良の1つで、寒冷刺激を受けると血管が収縮し、指先に血が行き届きにくくなる現象。現在約11万人の人が発症しており、深い悩みを抱えている。明確な対処法がなく、繰り返し発症することで、指尖潰瘍による指切断などのリスクもある。

今回、レイノー現象やつらい冷えなどの血行不良に悩む人に向け、肘の上を温めて手の指先の血行を促進する医療機器を開発した。開発に際しては大阪大学に共同研究講座「血管作動温熱治療学」を設立し、大阪大学大学院医学系研究科・嶋良仁先生を中心とする臨床研究を実施している。レイノー現象はまだ認知度が低く、原因や対処法についての情報が少ないのが現状だ。冬ばかりでなく、夏でも温めることが必要で、「冷凍食品売り場のところに極力行かない」「家では手袋をつける」「半袖では出歩かない。カーディガンを羽織る」などを実施している人もいる。今回開発した「ヒエナース」は肘の上に装着し、手指の動きを妨げないため、生活のQOLを下げることなくレイノー現象やつらい冷えなどの血行不良を改善できる医療機器だ。今後もカイロを通じて「見過ごされがちなお困りごと」をサポートしていく。

メーカー希望小売価格は、本体「専用ホルダー2個＋つめ替4枚入（2回分）」2700円、つめ替用「10枚入（5回分）」600円（すべて税抜）。発売日は9月7日。EC限定発売。

小林製薬