2023年08月08日 09:13

日本野菜ソムリエ協会は、8月6日、「第12回 野菜ソムリエアワード」を開催、野菜ソムリエとして優れた活動をした個人・グループを表彰した。
「野菜ソムリエ」とは、野菜・果物の知識を身につけ、その魅力や価値を社会に広めることができるスペシャリスト。「野菜ソムリエ」の使命は、生産者と生活者の架け橋となること。2011年より始まった「野菜ソムリエアワード」は、日本の農業を次世代に繋ぐ、食を日常的に楽しめる社会を創造するという協会理念のもと、社会に貢献する野菜ソムリエの活動発表と表彰の場として、年に一度「食と野菜ソムリエの日(4月9日)」を記念し開催しているイベントだ。
「野菜ソムリエ部門」の金賞は、市場に出せない野菜を使い「ベジフルフラワー」の活動を拡げた、福岡県のトマト農家・貝田輝子さんが受賞。「コロナ渦で農家の野菜ソムリエとして何かできるか?」を考えていたところベジフルフラワーと出合い、規格外のトマトや野菜を使ったベジフルフラワーを広めることを決意。「年中無求」を心に、イベントでの展示や、各地でベジフルフラワー教室など精力的に活動を展開している。野菜ソムリエグループ賞の金賞は、メンバーの活動をコミュニティ全体でサポートしている取り組みが評価され「野菜ソムリエコミュニティ函館」が第11回に続き受賞した。農業、飲食、販売業など異業種の交流を大切にし、コミュニティのメンバー同士で助け合い、「誰ひとり取り残さない」を目標に、お互いに切磋琢磨し合える関係性を築いている。