2023年08月07日 10:03

岐阜県高山市は、地域課題解決型事業活動プランコンテストを実施した。

高山市は2005年2月に1市9町村が合併して面積が東京都とほぼ同じくらいある日本一大きい市となった。この広い市域には多彩な魅力がある一方で、様々な課題もある。合併前の町村地域には9支所を配置し、地域の住民の安全安心や地域活性化に向けての取り組みを進めてきたが、1月に支所地域の課題の解決や地域の振興を促進するため、企画部(現総合政策部)内に地域政策課を新設し、本庁と支所間などの連絡調整、施策の企画・立案などに取り組んでいる。

高山市では、新たな取り組みとして、市内の各地域で生じている様々な地域課題を解決するため、市民や市内に拠点を置く事業者・団体が主体となって新たに企画・実施する活動プランを募集した。応募の中から優秀な活動プランを審査のうえ表彰し、モデル事業として活動への支援(経費の1/2以内、上限100万円を助成)をする。今回のコンテストには10件の応募があり、審査会で選出された活動プランは、優秀賞1件「飛騨信用組合/さるぼぼコインを活用したふるさと納税事業」他、奨励賞5件となった。審査員からは「どの活動プランも、地域の課題を的確に捉え、課題の解決に向けて自らが主体となって取り組む意欲が感じられる」「これらの活動が、地域活性化の一助となることが期待できる」などの講評があった。今回、実施したコンテストで選ばれたモデル事業への支援をはじめ、地域とともに地域単位での成功モデルをたくさん作ることで、持続可能なまちづくりをすすめる。

岐阜県高山市