2023年08月02日 18:44

約100万人が来場した香港最大規模のBtoC見本市の第33回「香港ブックフェア」。同時開催の第6回「香港スポーツ&レジャーエキスポ」、第3回「ワールド・オブ・スナック」は、7月25日に盛況のうちに閉幕した。

今年で10年目となったジャパンパビリオンには、北は青森県から南は沖縄県まで24地域の自治体及び観光協会に、在香港日本国総領事館、日本政府観光局(JNTO)等が出展。コロナ後の観光需要の増加を意識した多彩なインバウンドプロモーションを行い、多くの来場者で賑わった。36の国と地域から約780社・団体が出展した3つの展示会場では、一般書籍やティーンズ向け書籍から電子書籍までブースは多岐にわたり、豊富な商品が紹介された。

香港政府による電子消費バウチャーの配布も、来場者の消費意欲を刺激し、ブックフェアの来場者一人当たり平均消費額は872香港ドル(約1万5600円)となった。これは来場者の印刷書籍に対する年間平均支出1254香港ドル(約2万2660円)の70%を占めている。

また、中国本土や海外から多くの作家や出展者が直接現地会場に参加し、同フェアへの来場者100万人のうち約10%の来場者が観光客であることが明らかになった。並行して香港全土で開催された「文化の7月:楽しい夏の読書」キャンペーンは、35万人以上の参加者を集めた。一部のオンラインセミナーはオンラインで視聴可能。ブックフェアサイトまたは香港貿易発展局のYoutubeチャンネルから、セミナーをオンデマンドで視聴することができる。