2023年08月01日 19:46

日本貿易振興機構(ジェトロ)は、日本各地の魅力ある工芸品、伝統工芸品、日用品等の輸出を総合的に支援する事業「TAKUMI NEXT 2023」(タクミネクスト2023)を実施する。今年度は次世代のものづくりを担う「匠」企業として、過去最多の38都道府県190社を採択した。

「TAKUMI NEXT」では、日本全国から次世代を担う「匠」企業を募集。各企業の海外販売を、経営面、販売面、広報面から総合的に支援することで、地域資源を活用した高付加価値商材の海外販路拡大を目指す通年プログラムとなっている。「TAKUMI NEXT 2023」では海外のバイヤーによって選ばれた190社を支援。米国、カナダ、フランス、南アフリカ共和国、オーストラリア、シンガポール、香港、台湾などから約30社の海外バイヤーと連携しており、それぞれ商談を実施する。

また、海外目線での産地・商品のストーリーの組み立て方、ソーシャルメディアでの発信の仕方などを議論するグループディスカッションを実施。全国の「匠」企業の横のつながりを形成し、日本の地域の産品を海外に発信していく。

2023年度は初めて、米国でD2Cブランド向けに店舗小売サービスを展開するショーフィールズ(Showfields)と連携し、テストマーケティングも実施。「世界で最も面白いお店」をコンセプトに米国で店舗を展開するショーフィールズを通じ、Z世代を中心とした訪問客にTAKUMI NEXTの商品をPR。それとともに、訪問、販売データを分析し、参加企業にフィードバックする。