2023年08月01日 09:44

ガールスカウト日本連盟は、小学生高学年を対象としたSTEAM教育の充実を図るため、体験型プログラムをスタートする。

今回スタートするのは、ロボティクス(ロボット工学)に関する実践的なプログラム。ロボットは、身近な生活に必要不可欠であることを知り、利用するための技術を知る機会とする。子どもたちは実際にロボットを作りながら、ロボットの仕組みや可能性について楽しく知ることができる。また、作成したロボットでレースをおこなう。この経験を通して、創造性を養い、工夫する力を身に付ける。同プログラムは、マイクロン財団から資金提供を受け、東京工業大学のプログラム作成により実現した。

日本のSTEM分野における女性の割合は、OECDの調査(2019年)では36カ国で最下位。ガールスカウト日本連盟は「すべての少女と女性の可能性を最大限に伸ばすこと」を使命に掲げている。学ぶ機会が少ないSTEAM分野の体験学習を増やすことで、新しい世界に興味を持ち、進路選択の幅が広がるようにすることも重要な目的の一つと考えている。ガールスカウトでは、少女たちがやりたいことに挑戦し自己実現できるようになるため、そして進路選択の幅を広げるため、機会の提供を強化していく。同プログラムは8月および10月に東京都内で実施し、2024年度からは全国で体験できるパッケージプログラムを展開予定。

プログラム開催日・場所は、8月27日:ガールスカウト会館(東京都渋谷区西原1-40-3)、10月22日:国連大学1F(東京都渋谷区神宮前5丁目53−70)。

ガールスカウト日本連盟