2023年07月26日 12:18

岐阜プラスチック工業では、直床工法の「テクセル床工法(樹脂製ハニカムフロア)」に新工法・新商品を追加した。同社は軽量・高剛性ハニカムサンドイッチパネルTECCELL(テクセル)を用いた高品質・高性能・省施工の特長を持つ「テクセル床」を2021年から販売。体育館や各種スポーツ施設での採用が進んでいる。

現在国内の体育館等のフローリング床は、経年劣化によるササクレなどから床の改修ニーズが非常に多く発生。通常は費用を抑えるために、老朽化したフローリングの上に新規フローリングを重ね張りする「増し張り工法」が多く採用されている。しかしながら従来の増し張り工法ではフローリングが2重になるため非常に硬くなり、運動に必要な衝撃吸収効果が著しく損なわれてしまう。

そこでテクセル床は、増し張りしても衝撃吸収効果が損なわれない工法を開発した。球技、剣道、ダンスなど様々なスポーツに合わせた衝撃吸収効果に改善することが可能で、さらに軽量・省施工の特長を持つ。そのため、新規に鋼製床から作り直すより大幅にコストを抑えることが可能になった。

さらにイベント会場やレクレーション施設などに簡単に設置・解体が可能な、ポータブルタイプも開発。非常に軽量であるため、短期間に開催されるスポーツイベント等において、設置・解体作業がスピーディー、かつ施工者への負担も大幅に軽減できる仕様となっている。なお、8月2日~4日に東京ビッグサイトで開催される展示会「SPORTEC 2023」に初出展する。