2023年07月21日 19:35

電算紙は、7月21日、ブロックチェーンを活用した、改ざん不能な印刷サービス「DCDM」の提供を開始した。また、これに合わせ、公式HPをリニューアルした。

日本製品は、国内外での偽造による被害が多数報告されている。その被害は、生産企業に売上の機会損失をもたらすだけでなく、自社の製品の真正性を担保し、「本物であること」を示すという負荷を生じさせている。

そこで電算紙は、長年の印刷事業に基づく確かな技術を活用して、この課題を解決できるのではと研究、試作を重ね、このたび、二つの読み取り波長を同時に活用することで偽造防止として機能する「DCDM(ディーシーディーエム)」を開発した。

「DCDM」は、スマートフォンのカメラでスキャンするだけで、製品が本物であるかすぐに確認できる、電算紙独自の印刷技術を活用した二次元コード(QRコード)。可視光で読み取れるQRコードと、紫外線照射により判読可能なDataMatrix(データマトリクス)の二つの読み取り波長を用いて、偽造防止の仕組みを提供する。

紫外線照射で判読可能なDataMatrixは、偽造防止の仕組みそのものをコピーする悪質な手段から製品を守る。このDataMatrixは、製造企業のみが真贋判定をすることができ、その内容を読み取ろうとする者の追跡をすることが可能だ。この二つの異なる二次元コードを同時に活用することでDCDMは、偽造品を作られる被害から製品を守り、本物の商品を消費者へと届けするサポートをする。

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