2023年07月19日 19:55

俳句の都、愛媛県松山市で、今年も五・七・五の17音に青春をかけた高校生たちの熱いバトル「俳句甲子園」が開催される。第26回全国大会は、8月18日に松山大学カルフールで組合せ抽選会と敗者復活用の俳句創作を実施。19日に、大街道商店街特設会場で開会式と予選リーグ、予選トーナメントを開催。 20日に、松山市総合コミュニティセンターで、敗者復活戦、決勝リーグ、決勝、表彰式を行う。

本イベントでは、各校は5人1チームで、兼題に従って未発表の句を創作し事前提出。試合では、赤白に分かれて対戦。各チーム一句ずつ披露し、それぞれ制限時間内に質疑応答を行う。両者の句に対して議論が終了すると、複数の審査員が旗を揚げて判定を行い、勝敗を決める。判定は、俳句の「作品点」と「鑑賞点」とを合計した点で行われる。予選リーグ戦は1試合3句勝負。予選トーナメントからは5句勝負となる。

今回の俳句甲子園には、30都道府県75校110チームがエントリーし、全国大会には、地方大会や投句審査を勝ち抜いた19都道府県26校32チームが出場する。

松山出身の俳人・正岡子規が東京で通った共立高校は、後の開成高等学校。開成高等学校は23年連続の出場で、昨年まで3年連続で優勝している。最多出場は、24回目となる愛媛県立松山東高等学校。都道府県別では愛知県の4校5チームが最多。洗足学園中学高等学校と福岡県立八女高等学校の2校は、今年、初出場。19日の開会式・予選、20日の決勝戦のいずれも観覧自由で、4年ぶりに来場制限を設けず開催する予定。