
家電製品協会は、大阪・南港ATC・おおさかATCグリーンエコプラザ内の家電リサイクル専用展示ブースを、「家電リサイクルスタジオ」として規模を拡大し、7月26日にリニューアルオープンする。
同協会は、2022年8月、日本初の家電リサイクル専用展示ブースをオープンした。今回のリニューアル内容としては、家電製品を「使う」「もどす」「活かす」というリサイクルのテーマに沿った体験をすることで家電がどのようにリサイクルされているのかを、より実感できるようにした。日常生活で活躍(「使う」)してくれた家電製品(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)が役目を果たし使われなくなった時に、どの様に「もどし」、どの様に「活かす」ことができるか、実物カットモデルや映像を通して体感してもらう。また、新たに導入した解体シミュレーターにより、ロボットアームの遠隔操作によるエアコン室外機の分解・選別を体験、磁力・非鉄選別デモ機による「鉄・銅・アルミ・プラスチック」の選別体験などゲーム感覚で学び、戻された素材が新たに家電製品等に生まれ変わっていく様子を楽しく学んでもらえる。
2001年に「家電リサイクル制度」が施行され、既に22年が経過し、リサイクル率は大きく高まった。しかし、家電の買い替えサイクルは比較的長期であるため、制度の認識と定着を図るためには、継続的に訴求していく必要があると考えている。オープンから1年を迎え、来場者の人々へ家電リサイクルについて、新たな情報を加え更に判りやすく発信し続けることで、理解を深めてもらえればと思っている。
所在地は大阪市住之江区南港北2丁目1-10。