2023年07月11日 15:07

AIY Australia Pty.Ltd.が運営する「KoKeBee(こけびー)」は、プロのイラストレーターと一般の子どもたちとの共作による絵本を、7月11日、三恵社より発売した。本作は、プロのイラストレーター・佐々木なほみさんが描く水彩背景画に、子どもたちから公募した個性あるイラストが並ぶ、新感覚の絵本。
プロのアーティストと子どもの共作で、環境絵本の制作がされるのは世界初。子どもたちが自由な発想で描いたユニークなキャラクターたちと、アーティストの描くやさしくファンタジーな世界観が織りなす、これまでにない一冊となっている。
絵本のタイトルは、「きみには なにができるかな」。物語は、主人公の男の子が一匹のミツバチと出会うところから始まる。ミツバチと旅に出た男の子は、困っているのは実はミツバチだけではなく、森の中にいる動物や海の生き物たちも、みんな問題を抱えていることを知る。自分たちの毎日の暮らしが、実はいろいろな問題にもつながることも。さまざまな環境問題を知った男の子は、これからどんな行動をとるだろうか…。
本書は従来の絵本の楽しみ方に加え、親子のコミュニケーションツールとして、また子どもの知育を促すのに活用できる絵本。親・子・教育者など、さまざまな立場や観点で楽しみ方を変えることもできるため、繰り返し読む度に発見のある作品となっている。大人から押しつける知識や教育ではなく、子どもたち自身が自分たちの未来について考える力も養う。価格2530円(税込)。