
MIG総研は、モンゴル国の中央銀行であるモンゴル銀行と、年々被害が拡大する黄砂を抑制する緑化プロジェクトで独占的基本合意したことを7月11日に発表した。
近年、モンゴルでは砂漠化が進行し、深刻な問題となっている。我が国にとっても黄砂による健康被害や経済損失など大きな問題になってきている。砂漠化の原因はいくつかあるが、主な要因としては、過度な放牧、不適切な土地利用、気候変動などが挙げられる。気候変動もまた重要な要因であり、温度変化と乾燥が砂漠化を加速させる。特にモンゴルは、地球上で気候変動の影響を最も強く受けている地域の一つで、この数十年で2.14度の気温上昇が確認されている。これらの砂漠化の影響は、地域社会や経済、そして生態系全体に悪影響を及ぼしている。
MIG総研は、モンゴル銀行と提携しながらAIなど先端技術を駆使した問題解決を目指す。具体的には各国の企業に技術協力や、植林などに活用する資金の供出を依頼するとともに、MIG総研の持つAIテクノロジーを活用して協力企業のリソースをより有効な形にしてモンゴルの砂漠化防止プロジェクトを加速する。MIG総研はすでにAI研究に優れた知見と知識ネットワークで、AI活用に関するコンサルティングやAI活用分野の先端技術の研究開発を行っている。今回、モンゴル銀行とは、MIG総研のAI分野の活動をとおして様々な日本国内企業との連携を持ち、モンゴルの砂漠化防止プロジェクトに対し多くの企業の賛同を得ることで合意しており、賛同企業には様々なAI研究開発の成果が共有され、それら成果を各企業の事業に活かす事を可能とする取り組みも行う。