2023年07月07日 15:46

2021年、9年ぶりの単行本となる「残月記」で、2022年本屋大賞7位入賞を果たしたほか、第43回吉川英治文学新人賞と、第43回日本SF大賞で史上初の「W受賞」を達成。いま最も次回作を待望される作家、小田雅久仁さんの最新作「禍(わざわい)」が、7月12日、新潮社より刊行される。
口、耳、目、肉、鼻、髪、肌…。今作はヒトの「からだ」をモチーフに、様々な技巧でありとあらゆる「恐怖」と「驚愕」を紡ぎ、豊穣な想像力と巧みな文章力で読み手を圧倒する、超傑作短編集。海外翻訳決定、先行コミカライズ連載、豪華著名人からの推薦コメントと大注目を集める本書に予約注文が殺到しており、このたび発売前重版が決定した。
待望の声が続々と寄せられる本書は世界からもオファーが相次ぎ、すでに複数言語での翻訳版刊行が決定している。2022年Netflixで世界的ヒットとなった「呪詛」監督ケヴィン・コー氏、2018年台湾で大ブレイクした「縄の呪い」監督リャオ・シー・ハンなど、台湾ホラー気鋭の2名から本書への推薦コメントも到着。
国内での発売に先行して、海外の著名人から推薦コメントが寄せられるのは極めて異例で、本書の紡ぐ恐怖と驚愕が、世界で注目を集めていることを示している。台湾と韓国では、電子版一部先行配信がスタート。先行配信の対象となっている、本書収録短編「耳もぐり」は日本国内の電子書籍書店でも、全文掲載した無料お試し特別版を配信中。新潮社HP特設サイトにも全文を無料公開している。定価1870円(税込)。詳しくはこちら。