2023年07月06日 19:07

全日本・食学会と、まん福ホールディングスは共同で、ジョイントベンチャー(JV)「Chef’s Link株式会社(シェフズリンク)」を設立し、日本を代表するトップシェフの全面協力のもと、日本の食文化を永く守り・グローバルに発展させ続けることを目的とした文化プロジェクト「味道/MIDO」を開始する。

「和食」が世界無形文化遺産に登録されてから10年。和食のみならず各国の料理も独自の進化を遂げてきた日本の食は、ミシュランの星も最高数を獲得するなど、今や世界中の人々の注目が集まる文化となっている。一方で、3年間にわたるコロナでの打撃は、飲食業に関わるすべての人々の生計を逼迫し、約2300件(20年4月~23年5月)もの店舗が閉店に追いやられたとも言われている。また、日本の食文化を担う、農業・漁業・酪農業従事者、料理人、飲食業従事者は年々減少しているなど、高齢化を始めとする多くの社会課題を解決していかなくては、この誇るべき食文化の継承と発展は望めない状況だ。

今回シェフズリンクは、「味道/MIDO」文化プロジェクト第一弾として、日本のトップシェフの秘伝の技やレシピを映像化した動画配信サービス(メディア事業)を7月6日にローンチした。日本が世界に誇る一流のシェフの技術や叡智を映像化し、これを広く社会に提供することで、飲食業にかかわるすべての人を応援すると共に日本の食文化の価値を国内外に最大限発信していくことを目指していく。映像は、「味道/MIDO」の自社サイトにて公開され、飲食店従業員や調理師免許保有者は半年間無料で閲覧することが可能だ。

味道webサイト