2023年07月06日 09:04

宿屋塾はこの夏、立教大学観光学部の学生がマーケティングから考え、自分たちで運営する「カレッジホテル」を長野県・白馬で開催。民宿発祥の地・白馬から若き観光人材を創出する。
立教大学観光学部で宿泊業を学ぶゼミ「宿泊ビジネスプロジェクトの3年生の有志24人は8月20日~9月3日までの2週間、長野県白馬村の3つの宿泊施設を舞台に、学生が自ら考えて運営する初めてのプロジェクト「COLLEGE HOTEL」を開催する。
このプロジェクトは「宿泊ビジネスプロジェクト」ゼミ講師である近藤寛和さんと白馬で宿泊業の活性化をプロデュースするH2Innovator(エイチツーイノベーター)の山口聡一郎代表の尽力によって実現した、新たなかたちの大学生のためのホテルインターンシッププログラムとなる。
コロナ禍とその後のインバウンドの急回復によって、観光業、特に宿泊業の人材不足が深刻さを増すなか、観光業の経営人材創出・育成を目指す。学生にとっては、これまでの接客だけの職場体験的インターンシップではなく、企画・集客から自身たちで考え、当日の利用客の迎え、見送りまでのすべてに関わることで、宿泊施設の一連の運営を学ぶことができる機会となる。実際に販売する宿泊プランは7月中旬に予約を開始する予定だ。
今回カレッジホテルを開催する宿泊施設は、白馬村内の「しろうま荘」(旅館)、「白馬樅の木ホテル」(ホテル)、「めぞん・ど・ささがわ」(ゲストハウス)の3施設で、学生のために各宿泊施設の理解と協力を得て運営する。