2023年07月04日 15:52

加藤製作所は、このたび「災害発生からの早期復旧」をテーマに、同社が製造・販売する建設機械の製品群から5台を選定。同社が工場を操業する茨城県五霞町「ふるさと納税」の返礼品として設定した。7月4日から、本件に関する取り扱いを開始する。
近年、日本国内においては地震や局地的な豪雨に伴う土砂被害など広範囲に渡り自然災害が多発している。同社では、災害復旧用の建機が各地に数多く設置されることが、早期の災害復旧活動に繋がると考えている。今回、同社が返礼品として選定した建機は、実際に災害発生現場にて活躍したシリーズのもの。狭隘地での機動性にも優れ、主に市街地などの狭い現場で活躍する「ラフテレーンクレーン MR-130RfII」や、荒地などで土砂を運搬できる新製品の旋回式不整地運搬車「クローラキャリア IC70R」など。
いずれも総合建機メーカーとして創業から120余年の同社が、自信をもって送り出す自慢の製品となる。それぞれが、土砂の掘削、運搬、その後に続く資材の搬入搬出といった災害復旧時に必要な一連の作業に適した機能を有し、狭小地での小回りが利くサイズのものを選定した。
建機5台セットの設定となるため、本件の寄付額はふるさと納税の返礼品として最高額となる3.5億円。高額ではあるが、自身での保有に限らず、自治体等へ寄贈することで地域の災害復旧対策支援として役立てることができる。取り扱いサイトは「ふるなび」など4社。