2023年07月04日 12:03

ユニ・トランドは、岩手県バス協会の「盛岡市バスデータ統合表示システム整備事業」のプロポーザル入札を受託。令和3年度から令和4年度にかけ、バスデータ総合表示システムの構築とサービス提供を段階的に行ってきた。令和5年度にも、追加で2台のデジタルサイネージを予定している。対象事業者は、岩手県交通、岩手県北自動車、ジェイアールバス東北、宮城交通、秋北バスの5事業者。
本システムでは、各社から提供されるオープンデータを活用し、「盛岡市バスデータ統合表示システム」を構築。GTFS-JPとGTFS-RTを提供する事業者とGTFS-JPのみ提供する事業者、双方のバス便情報を、表示機(デジタルサイネージ)を設置する乗場毎の環境にあわせた表示デザインで表示する。
また、バスの位置情報の表示と、それに連動した音声アナウンス(日本語、英語)を放送する。これにより、地元の住民だけでなく、外国人旅行客(インバウンド)にとってもわかりやすく、利用しやすいバス交通の実現を目指している。さらに、リモートメンテナンスと自己修復により、現地での復旧作業が極力かからない運用レスのサイネージシステムを実現した。
なお、岩手県バス協会では、今後サイネージを導入するほどではないバス停にもQRコードを表示。スマホで読み取ると、サイネージ同様バスの到着時刻順、バスの位置情報を一覧で表示する接近情報を検討中。