2023年06月29日 15:45

ヤンマーアグリ(YAG)は、45度までの急な斜面や足場の悪い場所でも離れたところから作業ができるラジコン草刈機「YW500RC」を7月1日に発売する。
草刈最盛期である夏場の暑い中で行う草刈作業は、労力面、安全面において農家の大きな負担となっている。特に急斜面での作業は危険が伴うことから、安全作業が課題となっている。そこでYAGは、安全作業に配慮した機能を搭載し、送信機による遠隔操作で草刈作業ができる小型クラスのラジコン草刈機「YW500RC」を発売する。
「YW500RC」は、2サイクル80ccガソリンエンジンを搭載し、刈取部はエンジン駆動、走行部はモータ駆動のハイブリッド式を採用。走行部にはクローラを装備し、最大45度までの急斜面で作業が可能だ。送信機側で各種操作が可能なため、オペレータは本機から離れたところから草刈作業のコントロールができる。「最高速度設定ダイヤル」は、ほ場や作業者の条件に合わせて最高速度をつまみ一つで調整できる。傾斜地で使用する際は、「直進調整ダイヤル」を回すことで、左右のクローラの回転数を調整し、直進をアシスト。刈高さを調整する際は機体に近づくことなく、送信機で低・中・高の3段階に調整できる。送信機画面には機体の前後左右方向の角度が表示されるため、手元の送信機で斜面角度を確認しながら作業することができる。設定以上の角度になると、機体が一旦停止して警告ランプ・ブザーでお知らせするため、傾斜角度を気にすることなく作業に集中することが可能だ。
メーカー希望小売価格は162万8000円(税込)。発売日は7月1日。