2023年06月29日 15:17

角川文化振興財団は、「ところざわサクラタウン」内「角川武蔵野ミュージアム」1階グランドギャラリーにて、「体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」を7月1日より開催する。このたび、本展の最新情報が公開された。
展示会場を入ってすぐのエリアは、ツタンカーメンの王墓を再現した空間。1922年、王墓を発見した考古学者ハワード・カーターがその壁に穴を空けて中を除きツタンカーメンの副葬品を見つけた瞬間、しばらく言葉が出なかったという。後ろから見ていたスポンサーのカーナヴォン卿から「何か見えるかね」と尋ねられた時、「はい、すばらしいものが」と応えるのが精一杯だったという逸話も。来場者が進む通路にはのぞき穴が空けられ、その奥に副葬品を見ることができ、100年前のカーターやカーナヴォン卿の発見を追体験できる。
第1章では、少年王ツタンカーメンの生活や結婚事情に迫る。第2章ではミイラ作りを含めた死者の埋葬方法から、当時の人々の死生観について考え、第3章ではヒエログリフの世界へ。第4章では、元々の信仰である多神教の神々の特性を紹介し、その多神教を否定した父アクエンアテンの宗教改革を解説。また、古代エジプトの神官の階級と役割なども紹介する。
また、全展示空間の中央には広々とした空間が開けており、その片面には幅40メートル、高さ4.5メートルの巨大なスクリーン。13台のプロジェクターで、その壁面と床面にプロジェクションコンテンツの映像が投影される。約10分間の映像で、古代エジプトを全身で体感することができる。詳しくはこちら。