2023年06月28日 15:26

ホテル、マンションデザインのリーディングカンパニー「デザインクラブ」は、今年春にスタートした新型保養所「カクレバ」の無料送迎付き見学会を、7月5日に実施する。
新型保養所「カクレバ」は、過疎地にある古民家を再生して誕生した。一棟貸切りで、庭付きの古民家を社員が集まり、利用する。法人契約すると、兵庫県にあるすべての「カクレバ」を利用できる。「カクレバ」は兵庫県神河町、生野町、そして岐阜県高山市といずれも人口減や過疎に悩む地方に位置。
都会を離れ、古民家という「懐かしさ」と「非日常性」を併せ持つ空間に社員が集い、寝食をともにし、語り合う時間を重ねる。酒を酌み交わしながら、普段は打ち明けられない本音を語り合い、チームの結束を強くする。日常のなかに「非日常」を取り入れることで、職場のコミュニケーションを「進(深)化」させ、組織の活性化を実現するための新型保養所となっている。
「カクレバ」は一般的な宿泊施設と異なり、食事を提供する機能を有していない。滞在者は食料を持参しなければ、近隣の飲食店から仕出をとるか、足を伸ばして地域の店舗から食材を購入して自炊する。そのため地域経済の活性化にもつながる。また「カクレバ」の清掃、リネンの取り替え、鍵の受け渡しといった維持運営に関わる業務はすべて地元住民に委託。食の提供、そして維持運営業務。2つの側面から「カクレバ」は過疎地の活性化に貢献することを目指している。