2023年06月21日 15:14

DATAFLUCTは、竹中工務店が実施した「地図・GIS 実証担当3.(BIM データ連携サイバーフィジカルシステム)」に参加。デジタル庁Webサイトでその内容が公開された。
本実証では、非構造化データの構造化に強みを持つ同社のデータ基盤サービス「AirLake」を活用した。「空間ID」の実装によって建物内の混雑エリア予測や、建物内の特定エリアにどのような属性の人がいるかの把握が可能。その結果を「掃除や配達を行うロボットの走行ルート決定」や「エリアに最適なデジタルサイネージ広告を表示する」などに活用できる可能性が示された。空間IDを活用して混雑や人物の属性を予測し、ロボット走行ルートの決定や広告価値算定に活用する検証は、国内では本取り組みが初めて。
同社の「AirLake」は非構造化データを構造化する機能が充実しているため、空間IDへの変換を行い、効率的なキーの検索や結合を必要とする本検証に効果的。同社がもつデータ基盤技術からデータ分析まで幅広い高度な知見を活用した。
また、分析結果をビジネスに活用するためには、ロボット管理や広告管理を行う他の事業者とデータを連携する必要がある。「AirLake」は自由自在に顧客のデータを活用しやすい形に変換することが可能なため、シームレスなデータ連携を実現した。今後は本実証で得られた知見を活用し、空間IDをはじめとしたデジタルツイン領域に「AirLake」を活用することを目指す。