2023年05月30日 09:37

福岡銀行、イオン九州、凸版印刷は、共同の運営事務局として、九州エリアにおける流通小売業のサステナビリティ推進を目的に、地区の賛同する11社で、「九州流通サステナビリティサロン」を5月29日に設立した。
SDGsが社会へ浸透し、企業のサステナビリティへの取り組みが進む一方で、2030年のSDGs期限を前に、それぞれの地域における個々の企業での活動のみでは、リソース不足や人財育成の遅れなど達成に向けた課題が指摘されている。そこで今回、九州エリアにおけるメーカー・商社・物流など様々な業態との関係性が深い流通業が結集し、リソース不足を補う共同施策を実行するための組織を立ち上げることで、九州の様々な企業や消費者のサステナビリティを推進していく。
同サロンは、小売流通業のサステナブル化を目指し、4つの目的「コミュニケーションの場(同業者間・他業種間)の創出」「サロンメンバーによるサステナビリティに関する共同プロジェクト(分科会)の組成」「SDGsセミナーなどコンテンツの提供」「サプライチェーン全体でサステナビリティ活動を推進するきっかけづくり」を掲げている。これらの目的達成に向け、「サステナブル分野の研修・勉強会=インプット」と「共同プロジェクト実行の分科会組成=アウトプット」の2部構成で同サロンを運用する。
同サロンで協議された取り組みテーマは、分科会を立ち上げて施策として実行。分科会は、サロン事務局、又は会員企業が幹事となり活動していく。6月より2つの分科会活動を始動する予定で、今後は新たな分科会立ち上げも含め、サロン会議にて検討する。