2023年05月18日 15:32

エクスジェン・ネットワークスは、日本企業のID・アカウント運用 実態調査2022」を実施し、その調査結果を同社HPにて公開した。

コロナ禍を経て、企業が利用するシステムのクラウド化、ゼロトラスト化が加速する中、現代の企業において、さまざまなサービスやシステムにアクセスするために必要なID・アカウントの管理が重要な課題となっている。しかし、ID・アカウント管理の実情や課題は企業規模により異なることから、大手企業、中堅企業、中小企業に分類して調査を実施した。

課題のアンケート結果では、「ID・アカウント管理の複雑化」が、どの企業規模でも最多の回答数となった。コロナ禍によって急激に普及が進んだクラウド化により、ID・アカウントのメンテナンス負荷が急増。どの企業でも共通の課題になっている様子が伺えた。

企業規模別に分類したところ、大手企業がID・アカウント管理に関する先行的な取り組みを実施し、中堅・中小企業がそれに追従するかのように取り組んでいる様子が伺えた。例えば、ID・アカウント管理の専用ツール導入やクラウド化、ゼロトラストへの取り組みでは、いずれも企業規模が大きくなるほど、取り組みが進んでいることがわかった。また、大手・中堅企業の半数はID・アカウントの源泉情報が「人事システム」であるのに対し、中小企業は3割だった。

ゼロトラスト環境構築に向け、人事情報とIDの連携については課題が多いと考えられる。全16ページにわたって取りまとめたレポートの全文はこちら