2023年05月12日 19:00

新コスモス電機は、兵庫県三木市に火災実験の見学施設「PLUSCO Lab.(プラシオラボ)」を開所した。
同社は、1964年に世界で初めて家庭用ガス警報器を開発して以来、「世界中のガス事故をなくしたい」という想いで家庭用ガス 警報器・産業用ガス検知警報器・住宅用⽕災警報器を手掛けてきた。2006年よりすべての住宅へ住宅用⽕災警報器の設置が義務化され、事故件数は少しずつ減少に向かったが、現在でも住宅⽕災により年間約900名の人が命を落としている。
同社では、2006年に国内初となる「一酸化炭素検知機能付き火災警報器」を開発し、普及促進に努めてきた。それから何度も改良を重ね、2022年9月に発売した「一酸化炭素検知機能付き火災警報器 PLUSCO(プラシオ)」は、一酸化炭素センサを使って⽕災を従来より早くしらせる機能(CO反応式)が、総務大臣より特例基準として認められた。また、価格帯やデザインも市場に受け入れられやすいものとなり、さらにガス事業者に加え全国の家電量販店・ホームセンターでも購入できるようになった。今後、プラシオラボを通じて多くの人に一酸化炭素の危険性、一酸化炭素検知機能付き火災警報器の有効性を知ってもらい、プラシオを普及させ火災事故低減に貢献したいと考えている。実験内容は、布団くん焼火災実験、天ぷら火災実験、ゆで麺器CO発生実験(所要時間:約1時間)。
所在地は、兵庫県三木市吉川町上荒川748-7。受入れ開始日は5月10日以降(完全予約制)。