2023年04月28日 12:19

東京海洋大学・高橋希元助教の最新研究論文をもとに、魚食の革命となった津本式の活用法についてのシンポジウムが、東京海洋大学の講堂にて行われる。
近年、水産や飲食、釣り人の現場で認知されつつある「津本式」。ホースと水を使って死魚でさえ血抜きを行い、驚異的な鮮魚保存力向上をもたらしたエポックメイキングな魚の仕立て方として、各メディアも注目。現場レベルでは高い評価を得ており、効果については疑いようのないものだったが、常識的な魚の扱い方からある意味逸脱した手法であったため、その効果については議論がなされてきた。
水道水とホースを使うというローコストな設備で、魚の仕立て方を大きく変えたこの手法に注目したのが、東京海洋大学の高橋希元助教のチーム。実際に開発者である津本光弘さんと共に、その手法のもたらす効果について地道な研究を続けてきた。その研究には、津本さんのみならず、熟成魚を扱うシェフなども加わり現在も検証が続けられている。2022年にその一定の研究成果をまとめた高橋助教による研究論文なども発表され、科学的な見地からもその有用性が固まりつつある。
今回はその論文を主軸に、未発表となっている研究成果を踏まえた論文を解説。また津本光弘さん本人による、最新の津本式に関する解説も。また、実際に津本式を使っている飲食や水産の現場のゲストと共に、セッショントークや質疑応答が行われる。開催は6月11日12時~16時、開催場所は東京海洋大学品川キャンパス。申込みはこちら。