2023年04月26日 19:17

カラクリ社は、GPTを活用し、FAQページのURLを入力するだけでオリジナルチャットボットを体験できるデモサイト「チャットボットメーカー」を発表した。

本ツールは、GPTを活用し、オリジナルのバーチャルチャットボットを生成できるデモンストレーションツール。誰もが手軽に大規模言語モデルを体験できることを目的としており、必要な作業は「特定のFAQページのURLを入力するだけ」。入力されたFAQページ内をGPTが検索し、バーチャルチャットボットを生成する。またオプション機能として、「性格」「語尾」を選択することができ、生成するバーチャルチャットボットに好みのキャラクターに設定することが可能。

同社では、自社サイトに搭載している問い合わせチャットボットと、本ツールを使ったバーチャルチャットボットで、比較検証を実施した。人間が学習させる定型チャットボットと比較すると、構築スピードは数か月かかるものが数秒で生成できるという圧倒的なパフォーマンスを誇る。また顧客体験としてもテンプレート感のない対話、雑談の豊富さが表現され、生成AIならではの優位性は一定の評価に値する。

一方で、「利用者が『誤った回答内容』を見破りにくい」「不適切な回答するリスク」という大きな課題が浮き彫りに。同社では今後もPoCを重ね、「カスタマーサポートのどのような業務でLLM活用が最適か」を検証していく。