2023年04月25日 09:02

4月15日、熊本学習支援センター大江校にて、三重県志摩市に本校を置く通信制の代々木高等学校の熊本サテライト校である「大江サテライト教室」の入校式が開催された。

熊本学習支援センターは、熊本県内でさまざまな事情により、在籍校で学習を続けることが困難な生徒や中途退学したけれど改めて学びたい人などに対して、学習の場を提供すると共に子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供することを目的として2015年に設立された。また、2021年には通信制の代々木高等学校とも提携し、熊本サテライト教室を開設した。

今年度の4月より約20名の生徒が新1年生として代々木高校大江サテライト教室に入学。新1年生とはいっても、年齢も代々木高校を選んだ経緯もバラバラ。中学生の時から熊本学習支援センターに通っていた生徒もいれば、一度別の高校に進学し、そこから編入学を決めた生徒もいる。新入生代表として挨拶をしたTさんは「高校生活の三年間で身につけたいことは、迷う時間を減らし、行動する時間を増やすこと」と述べ、行動することを恐れない人間になりたい、と伝えた。

代々木高校の生徒は、熊本学習支援センターの各教室を利用することができ、レポートの作成支援などの学習サポートを受けることが可能。また、各教室でのイベントや子ども食堂にも参加することができる。

熊本私学教育支援事業団は、小学生~高校生まで幅広い年代の子どもたちが集う「子ども第三の居場所」として、子どもたちの学習支援、居場所支援のサポートをこれからも行っていく。