2023年04月14日 15:29

ビズリーチと慶應義塾は、昨年、未来の新産業創出支援を目的に連携協定を締結。研究成果を持つ研究者と起業をリードする経営プロ人材のマッチングをはかる「慶應版EIR(客員起業家)モデル」を始動した。
本モデルでは、起業経験者や新規事業立ち上げ経験者など、「0→1」フェーズに必要な事業計画策定、マーケティング、ファイナンス等のスキルを持つ経営プロ人材を副業・兼業で募集。これにより、経営プロ人材は転職することなく、大きな可能性を秘めた大学発シーズに起業前から関わることができる。
第1弾では、慶應義塾大学理工学部物理情報工学科の牧英之教授とともに起業を目指す客員起業家を、副業・兼業限定で、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」にて公募した。その結果、190名が応募。そのなかから、大学発スタートアップをはじめとするベンチャー企業でのCFO経験を持つ人材と、日系大手企業で海外での新規事業立ち上げや大学発シーズ事業化の経験を持つ経営プロフェッショナル人材2名が採用された。採用された客員起業家2名は4月に着任し、ビジネスサイドの事業戦略と、開発サイドの知財や開発関連の戦略をそれぞれ担っており、1~2年での起業を目指す。
なお第2弾として、3名の慶應義塾大学教員がそれぞれ、客員起業家を2023年3月28日~4月24日まで公募している。分野は、「3Dプリンター×建築」「インプラント人工腎臓」「AI×認知症」。詳しくはこちら。