
Terra Motors(テラモーターズ)は、ゼロカーボンシティを表明している新潟県村上市にて、EV充電インフラ「Terra Charge」の導入が決定した。
「Terra Charge」は、テラモーターズが2022年4月より開始した電気自動車向けの充電インフラ。EVの充電設備、充電時間の設定や料金決済を行う専用アプリ、管理クラウド、充電設備の設置工事、ハードおよびソフトの管理運営などワンストップで提供する。
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、環境省は「2050年までにCO2を排出実質ゼロにすることを目指す地方自治体」をゼロカーボンシティとし、871自治体が脱炭素に取り組んでいる。新潟県村上市でも、豊かな自然を次世代に引き継ぎ、持続可能なまちづくりを実現するために、ゼロカーボンシティに取り組むことを表明した。しかしながら、多くの自治体では脱炭素について具体的な施策を検討している段階だ。脱炭素化に欠かせない施策としてEV化が注目されているが、自治体としてEVの普及を促進するには莫大な予算が必要となるケースが多く、これまでなかなか普及活動が進んでこなかったという課題があった。
「Terra Charge」は、無料で導入可能なEV充電インフラとして好評となっており、今回、新潟県村上市において大規模導入が決定した。「Terra Charge」は、日本製でアフターメンテナンスにおいても部品供給に懸念が少ないこと、初期費用無料で導入が可能なことなど、EV化施策としての展開しやすさが評価に繋がった。3年以内を目途に市内施設へ順次導入を進めていく。