
アスタリスクは、セルフレジ用の「人追跡モジュール」をリリースする。
アスタリスクは、これまでもレジの混雑解消を目的とした人追跡レジ「AsRegi+」の実験的展開を実施してきたが、この中での中核エンジンである「人追跡モジュール」をリリースすることにより、多数のレジメーカーのレジに組み込むことが可能となり、例えばスーパーマーケットでのセミセルフレジや、アパレルでのRFIDレジなどで利用が可能となる。なお、今回、人追跡のレジとして特許査定を受けたこともあり、積極的な販売へと移行することにした。
「人追跡モジュール」を使ったセルフレジの構成は、商品の読取ゾーンと支払ゾーンを分けることが特徴。商品を読み取ったのち、顧客が自由な支払ゾーンで支払いができるうようにカメラで撮影した動画で位置の測定と追跡を実施し、顧客が支払機の前に立つと同時に会計情報をだすので、支払機の指定などをすることなしにセミセルフやセルフレジなどの構成が可能となる。今まで、スーパーマーケットなどでは店員がバーコードを読み取り、「3番の支払機で支払ってください」などのオペレーションが多かったが、例えば電車の切符売り場のような支払コーナーがあり、支払いを顧客が自由にできる構成が可能。また、この場合、その顧客にフラグ管理をするなどで実際に支払いをしたのかを把握でき、効率化を図ると共に、セキュリティ面も向上させることが可能だ。例えば「読取機2台:決済機5台」のように、N対Mでの制御を実現し、顧客自身が空いている決済機を自由に選択して支払いすることができ、レジの混雑緩和、待ち時間の解消につなげることができる。