2023年04月05日 19:04

AROUNDは、「スポーツを通してみんなで創る共生社会」を目指し、障がい者のスポーツ参画への最初の一歩を後押しするプラットフォーム「パラすぽラボ」(iOS、Android OS、WEBブラウザ)を4月1日にリリースした。

同社は広告・イベント制作業務を主軸とした会社だが、障がい児童の通所支援事業をNPO法人としても行っている。支援施設の利用者はもちろん、全国の同じような障がいを持つ人々が、将来より豊かに暮らせるためにできることを考え、今回のプロジェクトをスタートさせた。持続可能な「共生社会の実現」に向けての具体的な貢献活動として、同社なりのアプローチとなる。

「パラすぽラボ」はより多くの障がいを持つ人がスポーツを実施するきっかけになることを目的としている。昨今注目を集めるパラスポーツではあるが、成人障がい者のうち過去1年間で1回もスポーツを行っていない人は58.2%にも上る。また定期的(週1回以上)にスポーツをしている人の割合も18.2%と健常者の半分以下の割合となり、スポーツをしている人に「スポーツをする相手(複数回答)」を聞くと1人(40.3%)や家族(39.0%)と、多くの障がい者にとってスポーツが社会との接点になっていない現状が伺える(文部科学省データより)。

そんな状況を変える取り組みとして、パラスポーツをする側、パラスポーツする人を受け入れる側、双方の使いやすさを念頭に、同アプリを開発した。「スポーツを通してみんなで創る共生社会」をキャッチコピーに、SNS感覚で気軽に登録してもらうことからはじめてもらえる。

「パラすぽラボ」公式ホームページ