2023年04月04日 12:58

凸版印刷と3dig(スリーディグ)は、等身大のフォトリアルなバーチャルヒューマンと対話するサイネージシステム「VHサイネージ」の実証を開始する。
凸版印刷と3digは、高解像実測データを活用し、高精細バーチャルヒューマン領域での協業を推進している。今回、バーチャルヒューマン自動生成技術を活用した等身大のフォトリアルなバーチャルヒューマンと対話するサイネージシステム「VHサイネージ」を開発し、4月より凸版印刷の神田和泉町ビル(東京都千代田区)内で実証を開始する。同実証実験では、リアリティを追求したバーチャルヒューマンとの対話が人に及ぼす影響、人が抱く感情や最適なユーザー体験などの検証を実施する予定だ。
「VHサイネージ」では、凸版印刷の「トッパンバーチャルヒューマンラボ」内の「ライトステージ」を用いて計測した高精度な人体に関する実測データと、3digのAIによるバーチャルヒューマンの自動生成システム「anma」を活用し、実在する人物を対象にしたバーチャルヒューマン(実在VH)の効率的な制作が可能。実在VHはフォトリアルで高精細であるため、対話AIと組み合わせることで、本人と対話しているような自然な体験ができるソリューションだ。顧客は実際の人間と対話するように「VHサイネージ」を通じて、受付や物品購入など、様々なサービスを受けることができる。
実施期間は4月13日~27日。実施場所は、凸版印刷 神田和泉町ビル(東京都千代田区)1階受付。