2023年04月03日 09:52

ライクライフは、3月31日、個人の自宅不動産の割賦売買取引サービス「すみつぎ」の正式版をリリースし、会員登録の受付を開始した。
「すみつぎ」とは、シニアの人が保有する自宅不動産を毎月の分割払いにて購入することのできる不動産のマッチング及び取引プラットフォーム。「すみつぎ」においては、シニアの人は、自宅に住み続けたままの状態で自宅を売却し、買主から支払われる毎月の分割払い代金を受け取ることで老後の生活資金に充てることができる。
購入者は、物件代金を一定期間にわたって分割で支払う必要があり、さらに代金を全額支払った後も売主であるシニアの人が同物件で生活している限り、物件の引き渡しを受けることはできないが、その代わり2~5割のディスカウント価格で購入することができる。一般的に中古住宅の個人間売買ではローンの利用が難しく、またローンが利用できる場合であっても不動産価格の1~2割程度の頭金が必要となる場合が多いが、「すみつぎ」を利用すると毎月分割で支払うためローンの利用や頭金の支払いが不要となる。また、これまで不動産の売却・購入は不動産仲介会社を経由する必要があり、売主・買主が直接やりとりすることはできなかったが、「すみつぎ」においてはチャットにて直接連絡・交渉が可能となる。さらに、「すみつぎ」を利用して物件を購入することは「空き家」対策に寄与する。物件の引き渡し以前に所有権の移転手続き、引き渡し事由発生時には速やかに物件の占有も移転することにより、「空き家」化を未然に防ぐことになる。