
専門学校日本ホテルスクールは、2021年に創立50周年を迎えたことに伴い、さらなる教育環境の拡充を図るため、教育に求められている機能と学びの空間を兼ね備えた新たな校舎を建設する。
同校の前身はプリンスホテルがホテリエの育成を目的として開校した「プリンスホテルスクール」。1971年創立以来、1万4000名以上の卒業生を輩出してきた。ホテル・ブライダル分野における人材育成において、日本を代表する教育機関として完全就職や希望の進路実現に向け、蓄積したノウハウを注いで学生を支援している。
新設する校舎の特長は、「ジャパニーズモダン」がデザインコンセプトの学びの空間。教育理念の一つである「理論と実技の一体化によるサービスの創造」を追求し、学生の自主性、創意工夫を大切にする教育設備を整える。2階には宴会・レストランのサービス実習や模擬披露宴の演習を、3階には宿泊のベッドメイキングやハウスキーピングの実習と、ホテル管理システム実習を行う。既存の校舎と同様に全館Wi-fiを完備、学習環境は文部科学省により推奨される最速のネットワークを設備し、来る未来のデジタル社会に備える。また、学生が交流する場、グループワークの場として、ホテルやブライダルを意識したブライダルサロンやライブラリーをイメージした新たにコミュニティスペースが各フロアに誕生。屋上には、「つながり」「かかわり」を意識した憩いの場として、学生と学生、学生と教職員が交流するための開放的なスペースを設け、充実した学校生活を後押しする。
増改築の建設工事は2022年8月より開始し、2023年7月に竣工を予定。