2023年03月03日 12:58

町家や長屋・古民家など、その数が減少している日本の伝統的な建築物の魅力を伝える「KEnoHARE -ケのハレ-」を展開する株式会社「一丁目一番地」が協力する「町家の日 2023」が、3月4日~12日に開催。期間中、全国に残る町家(町屋・長屋・商家など)の魅力を発信すべく、京都・姫路・大津・金沢・越後高田をはじめ、佐賀・広島・香川・大阪・岐阜など、全国各地で130以上の町家に関するイベントが催される。

「町家の日」とは、1日に2件の町家が姿を消している状態を改善したいと、2017年にはじまった取り組み。全国に残る町家(町屋・長屋・商家など)の魅力を発信すべく、毎年3月8日を「町家の日」に設定。前後一週間を「町家Week」として、京都を中心に、町家に興味を持ってもらうきっかけづくりをおこなってきた。

7年目にあたる2023年は、初めて対象の地域を近畿・金沢以外にも拡大。全国各地の城下町や宿場町、寺内町から、町家の日の考えに賛同する団体が参加することとなった。普段は公開されていない指定有形文化財の町家の期間限定公開や、町家に特化したエリアのツアー、町家と切っても切れない内装や文化のワークショップ、地元の名産を集めたマルシェなど。各地で趣向を凝らしたイベントが開催される。

イベントは事前予約が必要なものから、当日ふらっと参加できるものまで。詳しくは町家の日公式サイトへ。