2023年02月15日 15:29

東急不動産はソニーPCLと協業し、「東急プラザ表参道原宿」内ルーフトップテラス「おもはらの森」のデジタル背景アセット化を実施した。ソニーPCLと協業し、保有する物件をバーチャルプロダクション撮影用にデジタル化する取り組みは、不動産業界では初。「おもはらの森」をデジタル背景アセット化し、バーチャルプロダクション撮影で活用することで、従来のロケーション撮影では困難であった映像制作を容易にし、より柔軟なコンテンツづくりに貢献する。
デジタル背景アセットとは、実在または架空の空間を3DCG化したデータのことを指す。近年、ゲームエンジンを活用し、リアルタイムで3DCGを処理するリアルタイムレンダリングが映像制作で広く利用されるようになった。そこで、様々なジャンルのコンテンツでデジタル背景アセットの活用が進んでいる。
ソニーPCLは、2022年2月に開設した「清澄白河BASE」にある常設スタジオを中心に、バーチャルプロダクションを提供。また2022年11月からは、デジタル背景アセットを集めたライブラリー「BACKDROP LIBRARY」を開設した。
ライブラリー内のデジタル背景アセットを拡充することで、CM、映画、ドラマなど、幅広いジャンルの映像制作をはじめとした高精細映像のニーズが高いコンテンツ制作において、天候や時間などによる制限を受けない柔軟な撮影の実現に貢献する。