2023年02月07日 13:10

ハタケホットケ社は、重労働と環境負荷を削減する小規模農家向け除草ロボットの最新改良版、GPS搭載自動運転型の「ミズニゴール2.0」を開発中であり、2023年春にローンチ予定。「ミズニゴール」は、農家の重労働と環境負荷を削減するロボット。水田を走り回り、田んぼの水を濁らせることで、稲の栄養を奪う雑草の光合成を遮り除草作業を自動化する。
「ミズニゴール2.0」は、第一弾の実証実験や現場での利用状況を踏まえて大幅にリニューアルしたモデル。今回のリリースでは、GPS(全地球測位システム)を搭載し、除草作業の自動化を実現。Google Mapの位置情報と連携することで、走行ルートの自動設定、範囲設定を記録することが可能になった。複数の田んぼを保有する場合でも、例えば「A畑、B畑」と記録を呼び出すことで、前回はラジコン操作が必要だった除草作業も自動で進めてくれる。
一度設定すれば圃場に置くだけで、1反(1000平米)あたり数分の手間で除草できるため、 人力で水を濁らせるのと比較し約20倍の生産性向上が期待できる。今後も性能・仕様の向上を目指して開発を進めていく。
また減農薬・無農薬化への転換を進める実証実験プロジェクトとして、「地域サポーター制度」を新たに開始し、全国の地方農家間のシェアリング提供と雇用創出及び収益改善を図る。同時に、田んぼ毎に異なる地質特性・環境に合わせた除草効果の分析研究を進める。