2023年02月03日 15:49

Space BDは、1月6日18時00分(日本標準時)に、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟から、超小型衛星「OPTIMAL-1」の宇宙空間への放出が完了したことを明らかにした。

「OPTIMAL-1」は、アークエッジ・スペース・Pale Blue(千葉)・セーレン(福井)・福井大学・東京大学大学院工学系研究科・三菱電機が開発。さらに、Space BDが打上げに関する全てのサポートを提供した超小型衛星。2022年11月27日にNASA 26th Commercial Resupply Service mission (CRS-26)の一部としてSpaceX社クルードラゴン補給船に搭載され、ケネディ宇宙センターからISSへ打ち上げられた。

1月6日の放出準備作業は、現在ISS滞在中の若田光一宇宙飛行士により実施された。OPTIMAL-1は既に地上局との通信に成功し、超小型推進系・通信装置及び軌道上高度情報処理技術などの各種実証実験を予定している。今後、世界の森林管理、農業、防災、物流、通信等に貢献することが期待されている。

Space BDは、日本の宇宙ビジネスを、世界を代表する産業に発展させることを目指す「宇宙商社(R)」。2017年の創業以来、宇宙空間の利活用において、ビジネスプランの検討からエンジニアリング部門による技術的な運用支援までをワンストップで提供。2023年1月現在、衛星取扱い件数 約60件を含め、約300件以上の宇宙空間への輸送実績を重ねている。