2023年01月10日 09:03

三菱UFJキャピタルは、同社が運営するファンドより、Agnaviに対し、12月28日付第三者割当増資による出資を実行した。

Agnaviは、「小容量・オシャレ・持ち運びベンリ」を実現した日本酒ブランド「ICHI-GO-CAN(一合缶)」の充填サービス及び販売を行っている。

世界のアルコール飲料の市場全体を見てみると、容器別出荷量において缶の利用は5割以上、日本国内のビールでは7割以上になっている。一方で、日本酒における缶の利用率は市場全体の3%程度。「ICHI-GO-CAN」は、「小容量・オシャレ・持ち運び便利」を実現させた1合180mLの缶入り日本酒で、全国の地酒を取りまとめて販売し、蔵の大きさに依存しない地方の酒蔵の魅力を発信することで、日本酒の消費拡大を目指していく。

日本酒消費量の減少トレンドが続く中、Agnaviが展開している「ICHI-GO-CAN」には、品質面・流通面・消費面等様々なメリットがあり、市場拡大余地は海外輸出も含めてかなりあると想定している。「ICHI-GO-CAN」の可能性と、日本酒業界のゲームチェンジャーになりうるAgnaviの商品企画力、販売力及び協業実績を評価し、この度出資した。今回の資金調達により充填設備が拡充され、更なる国内外の販路拡大が期待される。

三菱UFJキャピタルもMUFGの一員としての強みを活かし、Agnaviの事業成長に貢献して参りたいと考えている。