2022年12月21日 19:04

文京学院大学は、人間学部心理学科・永久ひさ子教授と心理学科3年生10名が、今年「社会的課題を心理学とアプリで解決」をテーマとした研究を実施している。この度、生ごみ処理容器「ベランダdeキエーロ」の市民への普及と、導入促進に繋がるアプリ開発をするプロジェクト「キエーロがフエーロ」を、ふじみ野市と官学連携で開始した。
本プロジェクトは、研究成果の社会実装と、社会課題の早期解決に向け、埼玉県ふじみ野市が環境改善の為に取り組む3Rのひとつ。永久教授と心理学科3年生20名は、大学内のゴミ箱と分別をマッチングさせる、ゴミ箱難民救済アプリ「ゴミる」を開発。現在、学内で活用している。この度のふじみ野市との連携は、「社会的課題を心理学とアプリで解決」の第2弾研究となる。
ふじみ野市環境課がごみの減量にむけて取り組む、土の中にいるバクテリアの力を利用して生ごみを消してしまう生ごみ処理容器「キエーロ」の導入促進にむけ、学生とふじみ野市が連携。心理学で学んだ知識を用い、誰もが簡単に使用できるアプリの開発を実施していく予定。
11月1日のふじみ野市担当者との顔合わせでは、実際にキエーロの仕組みを教えてもらい、学生たちは学食で出た野菜屑で実験を実施。1週間後に実際に土にかえっているのか検証した。今後はこのキエーロの特徴をより理解し、利用促進をさせるためにはどんな施策を実行すべきか協議を重ねていく。