
ユニスマは、昨今増加しているNFTや仮想通貨の盗難被害防止を目指したセキュリティウェブブラウザ拡張機能「KEKKAI」をリリースする。
近年、ブロックチェーンを活用したWeb3領域は大きな盛り上がりを見せている。日本においては市場の拡大が著しく、8月~11月にかけて日本発NFTプロジェクトの取引量が軒並み上がっている。その一方で、NFTや仮想通貨の詐欺、盗難被害というものも残念ながら増加している状況となっており、NFTだけで年間被害額は140億円と言われている。そのため今後の更なる市場拡大やWeb3のマスアダプションのためにも解決が急がれる社会問題となっている。
「KEKKAI」は、「誰もが安心できるWeb3を」をプロジェクトのビジョンに掲げ、いろいろな角度からユーザーのWeb3体験の向上を目指している。MetaMask同様に、使用するWebブラウザにインストールするChrome拡張機能となっており、それだけで「KEKKAI」の準備は完了。また、NFTの購入など、ブロックチェーン上でトランザクションが発生するときに、取引を「KEKKAI」のEVM環境でシミュレーションを行い、その結果を表示。これによって、既存のウォレットでは把握しにくい取引の内容を明確化することが可能だ。さらに、所有するNFTを抜き出すことができる「Set approval for all」やETHなどの仮想通貨を抜き出すことができるようにする「ETH Sign」など、詐欺の可能性が高く、トークンが危険にさらされる取引をシミュレーターが検知すると、警告を表示させる。