テプコシステムズは、計量記念日である11月1日、東京電力グループが着想した座席予約システム「セキ×トル」と、iOS版の予約アプリをリリースした。「セキ×トル」では座席の予約はもちろん、コミュニケーションを取りたい相手がどこにいるのかすぐに確認できる。

これまで座席管理システム未導入のフリーアドレス採用企業では、社員が出社し、そこから席を探して着座するのが通常だった。そのため人気が高い座席はすぐに埋まってしまい、早めに出社し席を確保するなどの非効率さが生まれてしまう。そこで、これらの非効率さの解消や、スマート経営につながる将来のオフィス稼働率最適化を目指し、今回のローンチに至った。

直近のアップデートで実装予定の「レポート機能」では、オフィス出社率、座席稼働率などを可視化。採用企業での真に必要な座席数の把握や、非稼働座席のレイアウト見直しにつながるなど、経営効率と社員のパフォーマンス良化の両立が実現できるシステムとなっている。

また、直近のアップデートで実装予定の「コロナ罹患者対応機能」では、蓄積された利用データを元に、濃厚接触の可能性のある社員を簡単に割り出すことができる。さらに座席稼働状況から、社員が密になりやすいエリアのレイアウトを見直すなど、フィジカルディスタンシングに配慮した、オフィスレイアウトの実現につなげることが可能。将来的にはAndroid版もリリースする予定。