2022年12月19日 12:45

日本能率協会(JMA)は、優良工場表彰制度「第11回2023 GOOD FACTORY賞」を決定した。
日本能率協会は1942年の設立以来、日本のものづくり力を強化すべく、企業研修や資格試験、シンポジウムなどさまざまな取り組みを実施してきた。2011年に、グローバルなものづくりを支援する公益目的事業として優良工場表彰制度「GOOD FACTORY賞」を創設した。同賞は、日本および中国・アジア地域で、工場の生産性向上、品質向上をはじめさまざまな体質革新活動へ取り組まれている事例に着目し、そのプロセスや成功要因、現場の知恵、働く人々の意識改革、社会的貢献などの内容を幅広く取り上げ、その成果を日本製造業の範として顕彰するものだ。
同賞は、中国・アジア地域に進出している日系現地企業・工場ならびに日本国内工場(日系現地企業の場合、日本企業の出資比率は概ね40%以上を想定)を応募対象とする。応募されたテーマの活動およびその成果によって、工場・事業所が総合的に改善・強化されたり、地域・従業員との強い結びつきができるなどして、中国・アジア地域ならびに日本のものづくりの優秀なモデルとして他社の範となる工場・事業所を「ものづくりプロセス革新賞」「ものづくり人材育成貢献賞」「ものづくりCSR貢献賞」「ファクトリーマネジメント賞」の4部門で表彰する。今回、第11回の受賞企業が、花王、ダイキン工業、東芝、トヨタ自動車、リコーの5社・5工場に決定した。